天気は降ったり止んだりのあいにくの空模様
雲の切れ間も全くないので、お楽しみの太陽黒点撮影も今日はお預け状態です
今年の梅雨は夜になると雨が降ることが多いため、光学カメラでの撮影はほぼ絶望的
流星が光る高層大気(地上80〜100km)と、私たちを遮る雨雲(地上数km)とでは高さが全く違うので、雨雲を突き抜けて写るような低空の流星なんてあるはずもありません
そんな、ちょっと退屈な雨続きの日々でしたが……だからこそでしょうか、電波観測の画面に1週間ぶりの嬉しい反応がありました!
【観測データ】

- 日時: 7月5日 4時55分05秒 〜(54秒間)
- 推定経路: いわき〜名古屋あたりで受信(長野上空付近か)
朝の5時近くとなると、7月のこの時期はもうすっかり明るくなっている時間帯
そのため、晴れていたとしても写真などの画像(視覚的なデータ)は残らなかったと思われます
しかし、54秒間もエコーが持続したとなると、これはなかなかの「ロングエコー」
誰も見ることができない明るい梅雨空の向こう側で、大きめの流星物質が飛び込み、激しいプラズマの軌跡を残していったに違いありません
肉眼やカメラでは手も足も出ない分厚い雨雲を、電波は見事に突き抜けて宇宙のイベントを教えてくれます
天候や昼夜に左右されない電波観測の面白さを、改めて実感した早朝の出来事でした
